29歳フリーターHSS型HSPの私と上手く生きていこうっていうblog

HSS型HSPという刺激追求型繊細さんの気質の人は、どうすれば日々生きやすい世界になるかを、私の体験から考え、お伝えしていきます。

子供時代の満たされなかった買い物から分かった今したいこと

妹との話の中で買い物のことを書きましたが、今の買い物、買い方にも影響が出ているのではないかと思いました。

今でも買い物というものはワクワクとモヤモヤが入り混じる事態になります。お出かけをすることは気分転換でいいのですが、「自分の必要なもの、欲しいもの」が明確でなく曖昧なことが多いので、いざ買い物をスタートするといろんなことを考えて疲れてしまいます。

子供時代、お金がないので、親に買ってもらわないと欲しいものは手に入れられないですが、親が買ってあげようと思うものなら買ってもらえるということでもあります。私の場合、例えば服なら自分の好みではなく、親の好みの服しか買ってもらえません。私は自分に正直でなんかこだわりがあって嘘もつきたくないから、好きでもない服を着るのは嫌でした。

よくショッピングモールには連れて行ってもらったけど、その度に「これが良い」と言って親に審判してもらう時は緊張しました。「かわいいね」って言って買ってもらえると思えないので、否定されることを想定して言っていました。実際10回に1回くらいしかOKをもらえなかったです。自分の好みも母の好みもバランスよく入っている服を探したりして、「いいやん、その服!」って母に言われたら言われたで、いつもと違うことが起こるから「変な感じだな」と思ったり笑。ポジティブなことも素直に受け入れられなくなっていました。でもなかなか私と母のセンスの合う服はなかったので買わずに帰ってくる時も多かったです。いろんなお店を周り、探しているとだんだんと疲れてくるので判断能力も低下しますし、妥協して買ってもらった服もありましたが、母がいいと思っているだけの服を着て褒められたとしても嬉しくありませんでした。欲しいものを手に入れられないと思いました。買い物は買うのではなく見るだけの時間でした。「これいいなと私だけが思う」だけ。全然楽しくない、お腹が痛い、モヤモヤしていました。(今でも思い出すだけでお腹が痛いです笑)

帰りの車内の中で「あれ買ったらよかったのに」って言われて、ひとりモヤモヤしていました。欲しいものを買った妹は、隣でどんな気持ちで帰りの車の中を楽しんでいたんだろうと考えてしまいます。買い物はそんなふうに神経をすり減らすことが多かったなと思いました。

社会人になって家族で行った買い物は疲れるので、私だけ別行動したこともありました。気楽でしたが、私だけ協調性のない行動をしているという罪悪感を背負っていましたし、家族から冷ややかな目で見られているなとも感じてしまい、「いい子にしないと嫌われる」と思ってきたのでこれはこれで自分を苦しめました。しかし母のペースで買い物すると自分の好きなものを見つけられないので、自分のペースで買い物するのは一つの手ではありました。一緒にいても、自分がいいと思ったものを家族とも「いいね」と共感できないのであれば、別行動でも問題はないはずですよね。

「自分の好みや意見は受け入れてもらえないんだ」と思っていた子供時代でした。だから今は特に「共感」という経験を欲している自分がいると思います。また、人に対してもかわいいと思ったら「その服かわいいね」と言葉にして伝えてしまいます。これは「あなたもその服いいね」と褒められたい訳ではなく、共感しているということを伝えたい、「今この瞬間私と人が共感している空気感」を体感していたいんだと思います。

そういう価値観が共鳴する体験に飢えている状態は不安で満たされなかったです。だから今は家族以外でのコミュニティで価値観の共有ができる場所を見つけたいと思っています。そうすればこの漠然とした不安は消えると思っています。自分を不安から解消させてあげたい。そのために頑張る自分も必要ですね。