29歳フリーターHSS型HSPの私と上手く生きていこうっていうblog

HSS型HSPという刺激追求型繊細さんの気質の人は、どうすれば日々生きやすい世界になるかを、私の体験から考え、お伝えしていきます。

悪役を分析したHSP

日劇団四季のライオンキングを観に行った時のこと。

今になって思うことが、悪役についてでした。ライオンキングの場合悪役はスカー(シンバの叔父)です。スカーは幼少期の頃から兄ばかり愛され好かれていて、優遇されていると憎んでいる様子でした。王様になって名声を得たい、結局王様だった兄ムファサを殺してしまいます。そしてその罪を甥のシンバになすりつけようとする悪いやつです。ですが、すごくかわいそうなライオンだということに気づきました。スカーはどこかで勘違いしてしまったのか、自分の殻に閉じこもり、愛されていると実感できる環境に居られなかったのではないかと思いました。(ストーリーにはない私の勝手な憶測です)そして、王様になればみんなから愛されて幸せになれると思い込んでいた孤独なライオンでした。結局兄ムファサとシンバがいなくなって、王様になったのはスカーですが、スカーはみんなから慕われることもなく、何が自分には足りないんだと悩むシーンがありました。周りが見えなくなると、足りないものに目を向けてしまう状態になっています。そしてスカーは奥さんとこどもを持てば解決すると考えます。

一旦愛されるには何が必要かを考えました。まずは信頼し合えないと相手と関係を保てないと思ったので信頼関係。後は思いやりでしょうか。

ネットで検索したら「相手を否定しない、いつも笑顔、リアクションが大きい、ポジティブ思考・・・」なんか違うんだよなという答えしかありませんでした。。

執事のザズーも明らかにスカーを嫌っているので、相談してもちゃんと話が出来ない様子です。形だけの執事って感じだったんでしょうか。(ザズーに突っ込みたくなるのは、国のためにどうするべきか考えなくていいのかと思ったのですが。)なので、スカーは王様になっても孤独なライオンでした。

生きづらさやなんともいえない虚無感を埋めようと、名誉や勲章を求めてしまったのは私も経験があります。私の場合は部活動で全国優勝したことですが、それを得たところで次の日から何かが変わることもありませんでした。一瞬は自分の中で良かったと思うことができますが、結局根本的な解決にはならないので、わからない何かを求めます。何者かになれば幸せになるということではないんですよね。

だからスカーにとって何が幸せなのかを見つけることができれば幸せになれたはずです。

ストーリーからこんなに妄想を広げてしまいました。笑

というのも、スカー役の方が素敵に見えたからだと思います。顔はあまり見えなかったですが、声やスタイルはとてもいい!悪役なのに魅力的に見えたのでした。

スカーと共感する部分が見つかって自分を振り返ることができました。