29歳フリーターHSS型HSPの私と上手く生きていこうっていうblog

HSS型HSPという刺激追求型繊細さんの気質の人は、どうすれば日々生きやすい世界になるかを、私の体験から考え、お伝えしていきます。

目的地に着くまでが大変なHSP

先日の美術館に行った時のこと。

その日は予約時間の1時間半くらい前に入口に到着しました。美術館だからその辺に椅子があって暇つぶしできる場所があるだろうと思ったのですが、入口すぐエレベーターになっていて、その前で係の人が時間に該当する人だけをエレベーターで会場まで送り込むというシステムになっていました。待てる場所が近場にないか係の女性に聞いてみましたが、ここにはなく、近場の高級ホテルのエントランスとかならあるかもしれないとのことです。また帰ってこないといけないのかと思いながら、一度そのホテルに行ってみました。確かに通路脇に待合用のソファーがありました。フカフカのクッションでいいのですが、背もたれがアーチになりすぎている独特なデザインで座りにくい。天井は高く開放的な空間なのは素敵でしたが、周りにはアフタヌーンティーを楽しむヌン活中のマダムたちが話に夢中になっていて、とても騒がしいのです。せっかく天井側の一角でリトルマーメイドの曲をチェロやフルートやバイオリンの生演奏してくれているのに、楽しむこともできません。そして通路脇なので人が行ったり来たりしています。ホテルスタッフの人ってどんな人なんだろう、どんな仕事しているんだろうと観察してみましたが、結構近距離なのでジロジロみていると怪しまれるレベルで疲れてきました。

結局そこを出て日比谷公園に行きました。うろうろしていると美術館で作品を見る時には疲れるぞと思いつつ、とにかく公園に入ってすぐのベンチに腰を下ろし、やっと落ち着きました。一息つこうと思い、持ってきたお湯とクッキーとチョコを食べてエネルギーチャージし読もうと思って持ってきていた本を読みました。少し経つとBGMの重低音がどこかから聞こえてくるのです。公園では音楽とかのイベントでもやっているのか。そして道路近くのベンチにいたため、車の走る音がシャーシャー、ガーガー聞こえます。雑音に集中力を削ぎ落とされました。そして徐々にベンチの冷たさが気になってくる。冬はベンチに座れても座面が冷たく、お尻の底から体温を奪われます。薄いズボンにしたのを後悔しました。それでも本を少し読み進めると時間の30分前になり、もう一度ホテルに戻りトイレを借りました。

ホテルのトイレってテンション上がります。床も壁も黒の大理石でピカピカでした。またトイレットペーパーがダブルで極ふわです。高級ホテルの物選びの違いを見せつけられました。非日常な庶民にとってはトイレでも十分アミューズメントパークです。こんなトイレなら掃除も億劫にならないのになと思いました。笑(そういう問題じゃないか)最後の手洗い場の水も温かくて、少しリラックスできました。暖かいってありがたい。この冬だからこそ感じられる暖かさっていいですよね。じわーっと手先の血液が温まる感じ。温水の手洗い場って気遣いがされてる感じがするなって思いました。そのおかげで少しリフレッシュして美術館に向かうことができました。美術館に着くまで右往左往した話でした。