29歳フリーターHSS型HSPの私と上手く生きていこうっていうblog

HSS型HSPという刺激追求型繊細さんの気質の人は、どうすれば日々生きやすい世界になるかを、私の体験から考え、お伝えしていきます。

美術館の罠にひっかかるHSP

引き続き、先日美術館に行った時のこと。

やっと美術館の入口に再び到着し案内対象時間が書かれた看板にはまだ私の予約時間になってなかったのですが、外で待っているのも寒いのでさっきいた受付の女性にまだ入れないか確認すると、中で並んでくださいと言ってくれたのでエレベーター前で並びました。そこからエレベーターに乗ることを許可してもらい、会場に到着したかと思えば二列に並ぶよう言われ、時間になるまではチケットすら買えない徹底された入場者管理でした。やっと時間になり、その先のチケット売り場でやっとチケットを購入しました。支払い方法が調べられなかったので現金のみっていわれるかなと思ったのですが、売り場の表示にバーコード決済でもOKの表示があって助かりました。ここの美術館(出光美術館)ではいろんな支払い方法OKだったのも驚きました。さすが都会の美術館は入場者管理や支払い方法がスマートで現代的です。そして最後に荷物をコインロッカーに入れて鑑賞する準備を整え、絵を鑑賞しました。

しかし、美術館って自由に動いてOKですという場所ということを忘れていました。

一つの絵を見るために他人がパーソナルスペースに入ってくるのです。そして急にそーっと横に来られるとこちらは集中して絵を見ているので心の中で「わっ!!」って思います。たまに忍者のようにササッとこられるのは衝撃が大きいので、相手に分かってもいいから近寄らないでくださいっていう感じで距離をとります。笑

また、二人で鑑賞している人は大抵会話もしながらだとは思うのですが、静かに一言ずつくらい会話してくれるのはいいのですが、一つの絵の前に二人して立ってずーっとこうでもない、あーでもないと結構な声量でお話ししている人がいます。入り口にはちゃんと「静かに鑑賞しましょう、会話は控えましょう、マスクや咳エチケットを」というような注意書きがあるにも関わらずです。二人の世界に入ってしまうのだと思いますが、そんなに話したいなら美術館を出てカフェやレストランでどうぞ!ですよね。

もう一つは匂い問題です。体臭は不快な思いをするし、体臭を消すためのきつめの香水の香りもしてきたり。後は「この匂いは昔嗅いだことある!」って思ったんですが、何の匂いだったかが気になっていらないことを考えてしまいました。

こう書いてみると、美術館に行っているのに絵を見ているのか、他人を見ているのか、気が散りまくっていますね。視点が絵、人、絵、人、人、人、、、ですかね。疲れて椅子に座って休憩を挟まないと動けません。

目的の美術作品については、久々に有名な美術作品を見ることができたのは良かったな思っています。若冲水墨画があって、黒一色で一見シンプルだけど、筆使いや技法によっては奥深い表現ができる。表現の幅というのはうんと広いんですね。

HSPにとっては色使いの多いものより、水墨画の方が見やすく、情報量が少ないのが合っているかと思いました。若冲だからこそ楽しめたのかな。白の紙に墨汁を付けた筆を使ってこんなにも多様な描き方があるのかと新鮮でした。

ですが、美術館に入るまで、絵を見る時の難関が多すぎました笑。早く到着しすぎるのも良くないものです。早めに行くなら、時間を潰せる場所も事前に確認しなきゃなあと思い知りました。そして土曜はやっぱり人が多かった。世間知らずはまだまだ壁にぶち当たります。